・冬の保存食として作られてきた飯寿し。
鮮度の良い魚を米と野菜などで漬け込み、糀で発酵・熟成させた珍味です。
・飯寿しは「いいずし」がなまって「いずし」と呼ばれています。
その呼び名の通り、魚だけではなく米飯なども一緒に食べるので、魚肉のタンパク質、米の炭水化物、野菜類の繊維質、ビタミン類、消化酵素などがバランス良くとれる、大変優れたヘルシーな食品といえます。
・堀内家は、元々は八丸の屋号で有名だったニシン漁の網元。
当時から、前浜で獲れる豊富な魚を原料として味、栄養、保存に優れた食品製法を伝えてきましたが、中でも飯寿しはお酒の肴や、お惣菜の中の最高のご馳走としてお正月料理に欠かせぬ一品となっておりました。
堀内家にも古くより代々伝えられた独自の飯寿しの製法があり、それが評判となり、勧められて商品として売出すようになったのが【八丸印飯寿し】の始まりです。
・2種類の飯寿しを一つの樽に一緒に漬け込むと、二つの魚の味がお互いにぶつかり合って美味しさを損なう為、別々に漬け込んだ紅鮭とはたはたの飯寿しをそれぞれ急速冷凍させ、半分にカットして、一つの樽の中に組み合わせました。